自宅シーシャにかかる値段とは|かかる金額の相場や目安を徹底解説

今やたくさんのお店がシーシャを取り扱っており、都市部ならどこでも気軽にシーシャが吸いやすい環境になりました。しかし、地方ではまだまだお店が少なく、なかなか吸えないため、いっそのこと自宅シーシャを始めてみようと考える人もいるでしょう。

また、シーシャ愛好家なら、お店だけではなく自宅でも楽しみたいという人も多いかもしれません。

自宅シーシャを始めるにあたって、覚えておきたいのがどれくらいの値段でできるのかということです。シーシャや関連器材の値段を知り、自宅シーシャのコストを把握しておきましょう。

自宅シーシャにかかる値段は2万円前後

自宅シーシャを始めるにあたって、考えておきたい初期費用は2万円前後です。もちろん、これよりも安く済ませることも可能ですが、最初から自宅シーシャを楽しみたいなら、ある程度の器材を揃えておくことがおすすめです。自宅シーシャではどのようなコストがかかるのか、値段の内訳を見ていきましょう。

シーシャの本体は1万円前後で購入可能

お店で見かけるシーシャパイプは、優れたデザイン性から高価なものではないかと思う人も多いのではないでしょうか。もちろん、ブランド品で高価なものもありますが、実際には1万円前後で購入できるものも多いです。

特に卓上の小型のものだと、ものによっては1万円でお釣りが来ることもあります。1本5万円から10万円以上の高級なパイプもありますが、一般的な相場としては1万円から少しいいもので2万円程度です。

購入はシーシャ専門の通販サイトで

最近ではAmazonや楽天市場などの通販サイトでも、シーシャパイプを購入できます。値段も最安値だと3,000円程度と非常に安価ですが、使用しづらいものも少なくありません。3,000円のパイプでもシーシャを吸うことはできますが、吸いづらかったり、メンテナンスがしづらかったりすることも多いです。

初心者でも扱いやすいパイプを購入したいなら、シーシャ専門の通販サイトを利用しましょう。また、お店によってはパイプの販売をしていることもあるため、お近くの店舗にて問い合わせてみるのもおすすめです。

フレーバーは1,300円以上が多い

シーシャを吸うために欠かせないフレーバーは、メーカーによって値段が異なります。一般的に流通しているシーシャフレーバーは、最小が50gです。

2022年の4月現在では、中東の代表的なフレーバーであるAFで50gが1,350円で販売されています。メーカーによってはもう少し安いものや、50gで1,600円以上ということもあります。

フレーバーを1つ買うだけなら1,500円前後ですので、それほど大きな出費にはならないでしょう。

シーシャ用の炭の値段は2,000円程度

シーシャは熱源として炭を使用しており、シーシャ専用の炭が販売されています。シーシャ専用の炭はメーカーや販売元によって価格が異なりますが、1箱1kgでだいたい2,000円前後であることが多いです。

仮に炭の箱を1kg買うと、十数回はシーシャが吸えます。そのため、最初にまとめ買いしても構いませんが、初期費用を押さえたいなら、まずは1箱だけ買ってみるのがおすすめです。

もちろん、セールをしていたり、最初から価格設定が安い炭もあったりするので、使用感+値段で比較して、自分にあった炭を探してみるのも楽しいですよ。

炭を着火するコンロ

炭に火をつけるツールとしておすすめなのが、コンセントにつなぐだけで使用できる電気コンロです。電気コンロは家電量販店で販売されている、一般用のもので構いません。

電気コンロは2,000円程度で購入可能です。炭はガスコンロに網を敷いて着火することも可能ですが、この方法はあまりおすすめしません。

理由としては、ガスコンロだと炭が表面だけ焼けてしまい、生焼けで一酸化炭素が多く発生するリスクがあるからです。生焼けの炭を使用すると、頭が痛くなる、気分が悪くなるなどの症状が出やすくなります。

また、シーシャにも炭の味が乗ってしまい、フレーバー本来の味を邪魔して十分に楽しめない可能性があります。安全に炭を着火したいなら、じっくり中まで火を通せる電気コンロを購入しておくとよいでしょう。

ホースやハンドルなどの備品は?

シーシャ本体に接続するホースや、吸い口となるハンドルですが、これはシーシャパイプの中に同梱されていることが多いです。パイプメーカーによって同梱されるものは異なりますが、大体ホース、ハンドル、トング、ボウルなどは一緒に届きます。

そのため、スターターキットとして考えるなら、上記のものは別途購入する必要はありません。自宅シーシャにも慣れてきて、もう少し環境を充実させたいと思ったときに、必要なものを買い足すとよいでしょう。

購入しておきたいHMS

シーシャの熱管理をより簡単におこなうツールとして、HMS(ヒートマネジメントシステム)というものがあります。HMSを使用しなくてもシーシャを吸うことは可能ですが、アルミの上に直接炭を置いてシーシャを作る方法は、初心者には非常に難しいです。

フレーバーを焦がさずに美味しくシーシャを吸うためには、HMSの存在は欠かせません。HMSにはさまざまな種類があるため、お手持ちのボウルで使用できるものを選びましょう。

どれが使えるのかわからない場合は、お近くのシーシャ屋さんで相談してみるか、HMSとボウルをセットで購入することがおすすめです。HMSは安いものだと2,000円前後の値段であり、比較的安価でも手に入れられます。

値段の内訳を合算してみよう

仮に次の条件で値段をつけたとします。

  • シーシャ本体:10,000円
  • フレーバー:1,350円
  • 炭:2,000円
  • HMS:2,000円

上記の値段で合算すると、かかる費用は15,350円です。もしパイプがもう少し高く、13,000円になるとしても、2万円でお釣りがきます。

コストがかかりやすい部分はシーシャ本体とフレーバーであるため、高価なパイプを購入し、かつ最初から多数のフレーバーを揃えると、自宅シーシャの初期費用は高くなると考えましょう。

自宅シーシャを吸ってみよう

必要なツールが揃ったなら、実際に自宅でシーシャを吸ってみましょう。シーシャを作るにはさまざまな工程があるため、どのような手順で作るのかを知っておくことが大切です。

パイプを組み立てる

届いたパイプは部品を確認して、組み立てていきましょう。パイプはねじ式のものと、パッキンで上部と下部をつなぐエジプシャンタイプの大きく2つにわけられます。

ねじ式のものは、すべての部品がばらばらに届くため、各部品をぐるぐると回しながら装着していきます。エジプシャンタイプのものは、上部の長い棒(ステム)と下部の瓶(ボトル)をパッキンではめ込むだけです。

組み立て終わったら、ステムの吸い口の部分とステムの1番上、ボウルを挿しこむ部分にパッキンがあるか確認しましょう。もしない場合は箱に同梱されているはずですので、それを装着します。

炭を焼く

電気コンロで炭を焼く場合、コンロが熱された状態で炭が焼けるまでに、おおよそ8から10分程度かかります。電気コンロはつけたてだと石膏が温まっておらず、炭が焼けるまでさらに時間がかかるため、他の準備をする前に先に炭を焼いておきましょう。

炭は長方形のフラットタイプと、ボックス型のキューブタイプの2つにわけられます。使用するボウルやHMSによって異なりますが、基本的にはフラットなら3つ、キューブなら2つを使ってシーシャを作っていきます。

ボウルにフレーバーを盛る

炭を焼いている間に、ボウルにフレーバーを盛ります。使用するボウルの大きさによってフレーバーの量は異なりますが、基本的には8から10g程度使用します。

フレーバーは上から押さえつけずに、空気を含ませるようにふんわりと盛りましょう。フレーバーを盛った後はボウルにアルミホイルを張りますが、このときフレーバーがアルミに当たらない程度の高さを意識することが大切です。

フレーバーがアルミホイルにべったりあたっている状態だと、その部分だけ強く火が入ってしまい、味がなくなってしまったり、焦げたりする可能性が高いです。

アルミに当たらないぎりぎりの範囲でふんわり盛ることが、美味しいシーシャを作るための重要なポイントといえます。アルミを張った後は、つまようじやアイスピックなどの先の細いもので、穴をあけていきましょう。ボウルへの穴あけは、外周2周程度で円状に開けていきます。

2周ほど穴をあけたらボウルをひっくり返し、裏面から一度吸ってみましょう。このときに抵抗が強すぎる場合はさらに穴を増やし、問題なければ現状の穴の数でシーシャを吸っていきます。

使用するボウルがファンネル型の場合

シーシャのボウルは、ファンネル型とストレート型の大きく2種類があります。ボウルの真ん中に穴があり、その外周にドーナツ状にフレーバーを盛るものがファンネル、ボウルの真下に穴があって、その上からふさぐようにフレーバーを盛るのがストレートです。

ドーナツ状のファンネルボウルを使用する場合は、フレーバーを盛り終わった後に、真ん中の穴の上にアルミホイルの短い棒を通しておきます。アルミホイルの棒を穴の上に置くことで、吸ったときにアルミホイルがボウルにくっついてしまい、空気が入らなくなるという心配がありません。

ボトルに水を入れる

ボトルに入れる水の量は、ステム(棒状の部分)の1番下から指1,2本分が目安です。ステムの下部が水に浸かっていないと、ボコボコと音が鳴らないため、必ずステムは水に浸かった状態にしておきましょう。

また、ステムが水に浸かっていても、水の量が少なすぎるとスカスカで吸いづらくなります。反対に水の量が多すぎると、抵抗が強すぎて吸えないこともあるので、水の量は細かく調整して、自分がもっとも吸いやすい量を覚えておきましょう。

ボウルの上にHMSを置き炭を入れる

すべての準備が整ったなら、ボウルをパイプのトップパッキンに乗せ、その上にHMSを置きましょう。炭が焼けたなら、HMSに炭を乗せ、5分程度蒸らしてから吸い出しを行います。

吸い出しとは炭の熱をフレーバーに通して、温度を上げて味を煙を引き出していく作業です。一定時間蒸らしてから吸ってみて、煙と味が薄いようなら、数分置いてから再度吸ってみます。

一度吸った時点で煙も味も十分に出ているなら、何度か吸って熱を回し、炭を1つ外して火力を落としましょう。シーシャの吸い出しの基本は、温度を上げてから落とし、安定させるというものです。

フラット炭3個なら2個に、キューブ炭2個なら1個を半分に割って、1個半の状態でスタートします。

HMSを使用するときの注意点

HMSを初めて使用する場合は、先に火入れをして金属臭さを取り除いておく必要があります。なにもせずにいきなり使用すると、金属の臭いがシーシャと混ざってしまいます。火入れの方法としてもっとも簡単なのは、焼けた炭をHMSの上に置き、空焼きすることです。

シーシャ用の炭は600度から800度程度あるため、空焼きをするなら安全な場所でおこないましょう。

炭の交換

シーシャは炭を熱源としているため、時間経過で炭が小さくなると火力が下がり、煙も薄くなります。煙を持続させるには、一定時間で新しい炭を焼き、炭を交換する必要があります。

使用するセッティングによって炭交換までの時間は異なりますが、おおよそ吸い始めてから15分を目安に考えるとよいでしょう。

吸い始めから15分程度経過し、煙が少し弱くなってきたと感じたなら、そのタイミングで炭を1個焼きます。炭が焼けたなら、新しい炭+もともとあった炭を上手に使って、火加減の調整をおこないましょう。

炭の交換は慣れるまでが難しく、炭を追加したタイミングで火力が高すぎて吸いづらくなってしまうこともあります。もし煙がきついと感じたなら、炭の数を減らして火力を落とすことで、吸いやすい状態に戻すことができます。

自宅シーシャの値段は意外にもリーズナブル

自宅シーシャをするなら、2万円程度の初期費用で問題なく必要なものを揃えられます。高価なものを買わなければシーシャはリーズナブルに楽しめます。

しかし、自宅ではなかなかたくさんフレーバーを買えなかったり、お店で吸うときほど上手に味が出なかったりと悩む人は多いです。もし自宅シーシャに悩むなら、お近くのお店でプロからアドバイスをもらってはいかがでしょうか?

当店、Shisha Cafe & Bar LAGOS心斎橋・南船場店は、自宅シーシャのお悩み相談を、いつでも受け付けております。

シーシャとはどんなもの?基礎知識と当店のコンセプト

また、お店では美味しいシーシャとシーシャに合うお酒も提供しておりますので、ゆっくりとした落ち着いた時間を過ごしたい方は、ぜひ当店にお越しくださいませ。

なお、シーシャについての豆知識は、店主のTwitterで発信しております。

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