家シーシャに憧れ器材を購入したものの、シーシャの作り方がわからないと悩む人は多いのではないでしょうか。お店で提供されるシーシャを吸うのと、実際に自分で作ってみるのとでは大きな違いがあり、初めは上手く作れなくて苦戦することも少なくありません。
シーシャは繊細なもので、細部まで作りこむには知識と経験値の両方が必要です。しかし、初心者では絶対に作れないわけではありません。
今回は超初心者向けのシーシャの作り方を、簡単にご紹介していきます。
シーシャの作り方の手順
シーシャの作り方をざっくり捉えると、次の手順を踏んでいきます。
- 炭を焼く
- フレーバーをボウルに盛る
- アルミホイルを張る
- パイプに水を入れる
- ヒートマネジメントシステムに焼けた炭を乗せる
- 蒸らす
- 吸い出しをする
- 火力を調整して完成
シーシャを作るには、最初に炭を焼いておくのがおすすめです。使用するコンロによって焼けるまでの時間は異なりますが、大体10~15分程度の時間を要します。炭を焼いている間にフレーバーやパイプの準備ができるため、先に炭を焼いて時短を図りましょう。
炭を焼いている間にボウルにフレーバーを盛っていきます。フレーバーを盛る際には、ぎゅっと押して詰めないように注意し、空気が通るようにふわっと盛るように心がけましょう。盛り終わったあとに、つまようじなど先の細いものでほぐしておくのもおすすめです。
盛り終わったらアルミホイルを張り、外周2周ほど細かく穴を開けます。フレーバーの準備が完了したら、パイプに水を入れましょう。水の量は好みで構いませんが、目安はダウンステムの先から指1~2本分水が浸かるくらいで合わせるのがおすすめです。
ボウルをパイプにセットし、ヒートマネジメントシステムを装着したあとは、焼けた炭を乗せて一定時間放置し、蒸らします。炭を乗せたからといって、すぐにフレーバーに火が回るわけではありません。
そのため、一定時間放置して熱が回るのを待ち、ある程度火が通ってから吸い出し作業を行います。蒸らしの目安は使用するヒートマネジメントシステムによって異なりますが、まずは5分程度で考えましょう。
蒸らした後に吸い、煙が少なく味もそれほど感じない場合は、さらに数分放置します。吸い出しといっても、吸い続けて煙を増やすわけではありません。吸う回数が増えるほど、フレーバーへのダメージが大きくなり、味の開きや持ちが悪くなるため、極力吸わずに完成させることを意識しましょう。
煙や味がしっかり出てきたなら、炭を1つ外す、あるいは平置きにしている炭を立てるなどして火力を落として完成です。立ち上げ時の火力のままだと強すぎるため、完成時点で火力を落とし、キープすることが大切です。
シーシャの味や煙が出ないのは作り方が悪い?
自宅でシーシャを作ってみても、お店ほど味や煙が濃く出ないと悩む人は多いでしょう。味や煙が薄くなってしまうのは、火力不足が原因として考えられます。
そのため、上手くいかない場合は蒸らし時間をさらに長く取ってみたり、炭の個数を増やしたりして温度を上げていきましょう。
使用するヒートマネジメントシステムによっても変わりますが、基本的にはフラット炭が3つあればたいていのシーシャは完成します。ただし、一部のヒートマネジメントシステムではフラット炭を4つほど使用することもあるため、蒸らし時間を長くしても味や煙が全然出ない場合は、炭の個数を増やしてみてもよいでしょう。
シーシャの味ってパイプの大きさで変わる?
家シーシャでお店ほど味がしっかり出せないときに、「パイプが大きいほうが美味しくなるのではないか?」という疑問を持つ人は少なくありません。パイプの大きさで煙の量や味は多少違ってくるものの、基本的には誤差の範囲内です。
そのため、きちんと作れる技術さえあれば、パイプの大きさに関係なく濃厚な味わいの美味しいシーシャを作れます。当店、Shisha Cafe & Bar LAGOS心斎橋・南船場店はカウンターベースのお店であるため、基本的には卓上のショートパイプを使用しております。
パイプはこぶりながらも、多くのお客様にご好評をいただいておりますので、自宅で卓上パイプを使っているという方は、ぜひ当店の濃厚な煙をお試しくださいませ。
シーシャの作り方は炭を置いて放置が基本
シーシャを作るとなった際に、「吸い出し」や「吸い上げ」といった言葉を聞くかもしれません。言葉のイメージから、ガンガン吸って作ると思う人も多いですが、実際はそうではないことは覚えておきましょう。
炭を置いて放置していれば、フレーバーには自然に熱が伝わり、シーシャは勝手に完成します。完成までの吸う回数はできるだけ少ないほうがよいため、「蒸らし」の重要性を理解する必要があります。
じっくり蒸らして作ることで、美味しいシーシャは完成しやすいです。放置して完成させることを念頭におき、ぜひご自宅でのシーシャも美味しく作ってみましょう。
なお、シーシャについての豆知識は、店主のTwitterで発信しております。
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