若者を中心に人気を集めているシーシャ。最近はメディアやSNSでも見聞きする機会は多くなったのではないでしょうか?数年前に比べると、シーシャの認知度はかなり上昇していますが、それでも「そもそもシーシャとは?」、「電子タバコとは違うの?」といった疑問を持つ人は少なくありません。
今回はシーシャとはどのようなものなのか、基本的な知識を解説していきます。また、電子タバコや電子シーシャなどとの違いもご紹介します。
そもそもシーシャとは?
シーシャとは中東発祥の喫煙具であり、分類するとたばこの一種です。シーシャの起源は1600年ごろの中世といわれており、歴史自体は数百年にも及ぶ長いものです。
シーシャにはさまざまな味付きフレーバーが存在し、フルーツやスイーツ、スパイスなどの味を楽しむことができます。シーシャの歴史自体は長いものの、近年注目が集まっているのは、この味付きフレーバーの登場による部分が大きいのではないでしょうか。
シーシャは中世に起源をもつものの、味付きフレーバーが発売されたのは、この数十年です。つまり、それまではシーシャの形でたばこを吸っていたものが、近年になってさまざまなフレーバーが開発され、現在のフレーバーの香りを楽しむシーシャへと進化していったといえます。
シーシャの構造とは?
シーシャは水に煙をくぐらせて、煙を吸い込む喫煙具です。シーシャを吸うにはパイプという器材が必要であり、パイプの上部がステム、下部がボトルとなっています。
ボトル部分には水が入り、その上にステムをセットします。さらにステムの上部にシーシャのフレーバーを詰めるボウル(ハガル)を挿し、上から炭の熱で温めて煙を発生させます。
シーシャを吸う際には、パイプにホースを挿し、その先にハンドルをつけて吸い込みます。いわば器材から離れた手元に吸い口がある状態で、目の前にたばこがまっすぐ立っていて、それを手元のハンドルから吸い込むイメージを持つと想像しやすいでしょうか。
紙巻きたばこでたとえるなら、フレーバーがたばこの葉っぱ、炭が熱源となる火、フィルター部分がシーシャではボトルに入った水に該当します。
シーシャの特徴とは?
シーシャならではの大きな特徴は、【さまざまな味付きフレーバーがある】、【たばこの葉っぱを洗ったものを使用している】、【柔らかい煙になる】の3点です。
シーシャにはフルーツからスイーツ、スパイスなどのたくさんの味付きフレーバーがあり、たばこ臭さはまったくありません。りんごのフレーバーなら、りんごを丸かじりしたようなフレッシュさが味わえますし、キャラメルのフレーバーなら、お菓子を口に放り込んだときのような甘い味わいが広がります。
たばこ臭さがなく、匂いも気にならない点から、たばこをまったく吸ったことがない、非喫煙者の方にも人気の理由といえます。
また、シーシャのフレーバーはたばこの葉っぱを洗い、ニコチンやタールを落としてシロップで香料をつけています。パッケージの表記を見ると、タールは0%で、ニコチンは0.5%とほどです。
さらにニコチンは水溶性であるため、煙を水にくぐらせることで、ニコチン量は軽減されます。たばことは違い、柔らかい煙で吸いやすいこともシーシャの特徴であり、これは煙を水で冷やすことで得られる効果です。
たばこのような吸いづらさ、臭いがない点はシーシャならではの特徴であり、最近ではたばこはまったく吸わないものの、シーシャは吸うという人も増加しています。
ノンニコチンフレーバーもある
たばこの葉っぱを使用するため、シーシャを吸うとニコチンを吸収します。もしニコチンの摂取に対して抵抗がある方は、ノンニコチン・ノンタールのフレーバーを試してみるのもおすすめです。
ノンニコチンのフレーバーは生の果実やサトウキビなどでできており、たばこの葉っぱを原料としております。当店、Shisha Cafe & Bar LAGOS心斎橋・南船場店では、通常のシーシャフレーバーだけではなく、数多くのノンニコチンフレーバーもご用意しております。
御堂筋線心斎橋駅3番出口から、徒歩5分ほどの立地にございますので、お近くにお越しの際は、ぜひお気軽にご来店くださいませ。
電子シーシャとは?
シーシャブームの到来によって、シーシャは多くの人の目に触れるようになりました。最近では自宅でもシーシャを楽しむ人が増えていますが、シーシャは炭を焼いたり、熱量の調整をしたりと、吸うには手間がかかるものです。
そのため、お店以外でも気軽に楽しめるアイテムとして、電子シーシャというものが発売されています。電子シーシャとは、いわゆる電子タバコに類するものであり、持ち運びができるスティックタイプの喫煙具です。
電子シーシャにもさまざまな種類があり、フレーバーも豊富です。手間なくフレーバーを楽しめるのは電子シーシャの魅力ですが、実際のシーシャとはさまざまな点で異なります。
たとえば、シーシャは深呼吸をするように深く吸い込む吸い方ですが、電子シーシャの場合は深く吸い込みすぎると、コイルの焼けた味がしてしまったり、のどへの刺激が強すぎたりして、上手く吸えない場合があります。
また、シーシャはボトルの水に煙をくぐらせて吸う喫煙具ですが、電子シーシャには当然シーシャでいうボトルの水部分が存在しません。電子シーシャはあくまでもフレーバー付きの電子タバコであり、実際のシーシャとは別物であることは覚えておきましょう。
シーシャならではの楽しみ方とは?
まだシーシャを経験したことがない人にとっては、そもそもシーシャの楽しみ方とはという疑問を持っているのではないでしょうか。シーシャの楽しみ方は人それぞれで、シーシャを吸う人の数だけ正解があるといっても過言がないほど、自由なものです。
そのため、どのように楽しむかはあなた次第ですが、少しでもシーシャに興味を持っていただけるように、筆者が考える、個人的な楽しみ方をいくつかご紹介していきます。
フレーバーのミックスを楽しむ
シーシャは1つのフレーバーを単品で吸うだけではなく、いくつかのフレーバーを混ぜ合わせたミックスした状態で吸うことができます。たとえば、レモンのフレーバーにグレープフルーツを足したり、キャラメルにバニラをプラスしたりなど、ミックス次第でさまざまな味を楽しむことができます。
ベースのフレーバーが同じでも、組み合わせ次第で違った味わいを楽しめるのは、シーシャならではの魅力ではないでしょうか。
シーシャのフレーバーには数多くのメーカーがあり、それぞれのメーカーで味の出る温度や煙の質感などは異なります。そのため、ミックスしたシーシャを吸うと、時間の経過や熱管理の状態によって、味の変化を楽しむこともできます。
ゆったりとした時間を楽しむ
紙巻きたばこや電子タバコと違って、シーシャは1回の喫煙時間が1時間半から2時間程度と長いことも特徴です。長時間シーシャを楽しみながら、ゆっくりとした時間の流れに身を任せることも、シーシャならではの魅力ではないでしょうか。
シーシャを吸っている間は、どのような過ごし方をしても構いません。シーシャを吸ってぼんやり考え事をする人もいれば、読書や動画鑑賞、ゲームなどのおともにする人もいます。
友人や恋人とご来店の方は、ゆっくりおしゃべりを楽しんでいらっしゃいますし、おひとり様でもスタッフとの会話を楽しめるのがシーシャカフェやシーシャバーの魅力です。
基本的にはカフェやバーのような過ごし方で、そこにシーシャがあるのがシーシャ屋さん。そう考えると、シーシャも案外身近な存在に思えませんか?
テレワークや作業などにもおすすめ
シーシャ屋さんによっては、電源完備でWi-Fiが使えることもあります。そのため、シーシャを吸いながらテレワークの仕事をしたり、パソコン作業をして過ごす方も多いです。
環境を変えることで作業ははかどりますし、少し休憩したいときにシーシャを吸うのは、素敵なワークスタイルといえるのではないでしょうか。
当店、Shisha Cafe & Bar LAGOS心斎橋・南船場店も、電源完備でWi-Fiをご利用いただけます。実際にテレワークのお客様も多く見受けられますので、コワーキングスペースのイメージでご来店いただけます。
シーシャとは無限の楽しみ方がある嗜好品
シーシャの楽しみ方は人それぞれで、自分に合ったスタイルで楽しんでいただくことができます。嗜好品として存在するシーシャは、中東ではコミュニケーションツールでもあり、シーシャを通じて友達ができることも少なくありません。
日本でいうタバコミニュケーションや飲みニュケーションに似たものとして、シーシャがあるともいえますね。本場中東では宗教上の理由から飲酒が禁止されているため、娯楽としてシーシャのようなたばこ文化が発展したともいえます。
お酒がすきな人はもちろん、お酒が苦手、たばこも苦手という方でも気軽に楽しめる点が、シーシャならではの魅力です。シーシャとはなにかを知り、興味を持ったなら、ぜひお近くのシーシャ屋さんでシーシャの文化に触れてみてください。
なお、シーシャについての豆知識は、店主のTwitterで発信しております。 シーシャについてさらに深く知りたい方は、こちらもご参考くださいませ。
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