怪しげな店内に怪しげな見た目。近年になってシーシャは市民権を得ており、多くの人が知るものとなりました。しかし、「シーシャってなんか違法なものじゃないの?」って声もまだまだ聞きます。
シーシャに携わる仕事をしている身としては、違法なものと思われるのはつらいところです。最初にお伝えすると、シーシャは違法ではありません。なぜ怪しげな見た目に思えるシーシャが違法ではないのか、その理由を解説していきます。
シーシャは香りを楽しむ喫煙具
そもそもシーシャに使用されているのは、たばこの葉っぱを洗ってシロップ漬けしたものです。つまり、扱いとしてはたばこと同じ。たとえば海外からフレーバーを輸入する場合には、紙巻たばこと同様にたばこ税がかかります。
税金がかかるという点からも、国から認可されて承認されているものということがわかるでしょう。
世の中のシーシャ屋さんは結構税金を払っている
みなさんに知っておいて欲しいのは、世の中のシーシャ屋さんって、フレーバーの仕入れのために結構税金を払っているということです。
たばこ税はたばこの重さに対してかかるものであり、シーシャのフレーバーも例外ではありません。また、シーシャはたばこの葉っぱ部分に加えて、シロップも漬けられています。実はこのシロップ部分に対しても税金はかかります。
輸入する際には関税もかかりますし、たばこ税も高額。大量にフレーバーを仕入れているお店は、高額納税をしているのです。税金をしっかり払ったものが娯楽として提供されていることからも、違法性のなさがわかりますね。
ノンニコチンフレーバーも課税対象
シーシャには生の果実やサトウキビの葉っぱを用いたもの、つまりたばこの葉っぱを使わないノンニコチンのフレーバーも存在します。
「ノンニコチンならたばこじゃないし、税金もかからないんじゃないの?」
いいえ、違うんです。ノンニコチンのフレーバーも、通常のたばこやシーシャフレーバーと同様に、たばこ税は課税されます。
理由はノンニコチンでもそこに火を加えて煙を出し、たばこのように吸うから。たばこ代用品としての扱いになるため、フレーバーにはすべて税金がかかっています。
中東ではシーシャとチャイを楽しむのが日常風景
日本でもシーシャ屋さんは増え、多くの人がシーシャを楽しんでいます。しかし、国民のほぼ全員が知っているものではなく、まだまだマイナーなもの。
シーシャ発祥の地である中東では、街中にたくさんのシーシャ屋さんがあり、シーシャとコーヒー、チャイなどの飲み物と一緒に楽しまれています。
日本で言うところのカフェ感覚でシーシャを吸う。シーシャという文化が根付いているからこその風景と言えますね。
1家に1台シーシャパイプがあるというおうちも多く、初めてのシーシャは親が作ったものという人も少なくないようです。
シーシャは20歳になってから
これまでシーシャが違法ではないことをお伝えしてきましたが、誰でも吸えるわけではありません。たばこの葉っぱを使用するシーシャは、日本ではたばこと同じ扱い。そのため、20歳になるまで吸うことはできません。
シーシャ屋さんでは入店時に身分証明書の提示を求められるので、お店に行くなら必ず持参しましょう。法律で認められているものだからこそ、20歳からという決まりは守らなければなりません。
シーシャはゆったり楽しむもの
シーシャは違法なものではなく、あくまでもたばこに分類されるものです。怪しげな見た目からシーシャを吸って「キマる」という人もいますが、実際にそんなことはありません。
シーシャを吸うとクラクラしたり、頭が痛くなったりすることもありますが、それはいわゆるヤニクラや酸欠の状態です。
シーシャは1時間半から2時間程度楽しめるものであり、それだけの長時間煙を吸っていると考えると、酸欠になる理由もわかりますね。初シーシャでしんどい思いをしないためには、自分のペースでゆっくりと、こまめに水分補給をしながら楽しむことが大切です。
当店、Shisha Cafe & Bar LAGOS心斎橋・南船場店では、初心者から上級者まで楽しんでいただける、その人に合わせたシーシャをご提供いたします。
シーシャに合わせたドリンクもお作りしますので、心斎橋・南船場エリアにお越しの際には、ぜひ当店に足をお運びください。
なお、シーシャについての豆知識は、店主のTwitterで発信しております。
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