シーシャにはどれくらいの害があるのか|たばことの違いを解説

非喫煙者でも楽しみやすいことで、シーシャは多くの方から人気を集めています。たばことは異なり、さまざまな味付きフレーバーを楽しむことができますが、実際に吸っていて害はないのか気になる人は多いでしょう。

シーシャの愛好家にとっては、害の有無は深刻な問題といえます。シーシャにはどのような害があるのか、正しく理解してシーシャの知識を深めていきましょう。

シーシャに害はある?

シーシャは法律ではたばこに分類されるものであり、20歳未満は吸うことができません。これはフレーバーにたばこの葉っぱを使用しているからであり、残念ながら害はあります。

シーシャを吸うにあたっては、健康面への理解を深めておくことが大切です。どのような害があるのか、詳細に見ていきましょう。

ニコチンが入っている

シーシャで使用されるフレーバーには、微量ですがニコチンが含まれています。これはたばこの葉っぱを使用していることが理由です。

ただし、シーシャのフレーバーはたばこの葉っぱを一度洗浄し、その後フルーツやスイーツ、スパイスなどのさまざまな香料につけこんで作られています。洗浄過程でニコチンは減少しており、さらに水に煙をくぐらせるため、ニコチン量自体は微量です。

フレーバーに含まれるニコチンはそれほど多くはありませんが、シーシャの喫煙時間は1回で1時間半から2時間程度と長く、吸う回数が多いほど、吸収するニコチン量も増えると考えましょう。

対してたばこは1回の喫煙時間が5分ほどです。たばこよりもニコチンが少ないからといって、長時間シーシャを吸い続けると体への負担も増えてしまうため、この点には注意しなければなりません。

シーシャは何分くらい吸える?美味しく吸える時間の目安を紹介

長時間シーシャを吸い続けると、体内に吸収するニコチン量は多くなってしまいます。そのため、体への負担を減らすには、シーシャタイムがどれくらい続けられるのかを知っておくことも大切です。

タールは0

たばこの害としてあげられるのは、ニコチンとタールの2つです。たばこを吸うと発生したタールを口腔内や肺に取り込んでしまいますが、シーシャのフレーバーはタールが0です。

そのため、ニコチンは摂取してしまいますが、タールによる害はたばこよりも格段に少ないといえるでしょう。

ただし、パッケージではタールの表記は0ですが、完全にタールフリーであるとは限りません。タールは葉っぱが燃える過程で発生するため、作り方や吸い方によっては、タールを吸いこんでいる可能性があることは理解しておきましょう。

炭による一酸化炭素

シーシャはフレーバーを燃やす熱源として、炭を使用しています。炭を熱源としているため、吸い込む際に一酸化炭素も取り込んでいます。

一酸化炭素を取りこむと酸素の量が減少してしまい、慣れていないと酸欠になってしまうことも多いです。よくシーシャを吸うと気持ち悪くなったり、クラクラする、頭が痛くなったりするという声を聞きますが、これらはすべて一酸化炭素による酸欠症状であると考えましょう。

シーシャを吸う際にイメージしたいのが、普段酸素を取り込んで呼吸しているところが、煙に置き換わる状態です。つまり、息をするように連続でシーシャを吸ってしまうと、一酸化炭素によって酸欠になりやすい点は理解しておかなければなりません。

せっかく美味しいシーシャを吸っていても、しんどくなってしまってはつらい思い出になってしまいます。酸欠を防止しながらシーシャを吸うには、ゆっくりとペースを守って吸うことが大切です。

感覚としては、「友達と喋りながらたまに吸う」、「思い出したときに吸う」くらいのペースがよいでしょう。ゆっくり吸うことで酸欠になりづらいだけではなく、味も長持ちしやすくシーシャタイムをより長く楽しむことができます。

体調管理をしっかりして楽しむ

美味しい煙でリラックスできるシーシャタイムですが、体への負担がないわけではありません。そのため、普段は大丈夫でも疲れていたり、寝不足だったりすると、酸欠状態になってしんどくなりやすいです。

また、過度の飲酒も大敵で、お酒を飲みながらシーシャを吸うと、普段よりも酔いが回りやすいことも覚えておかなければなりません。

日本ではシーシャとお酒を一緒に楽しむ人も多いですが、お酒を飲むなら普段よりも量を控えめにしておきましょう。しっかり睡眠をとり、ご飯を食べてある程度お腹を満たしてから食後の一服にシーシャを吸うことで、体への負担を減らしながら楽しむことができます。

採血後のシーシャはNG

ごくまれに献血や健康診断で採血をしたときにシーシャを吸いに来られる方がいますが、これもシーシャを吸う状態としてはNGです。採血などで体から血液が減少していると、酸欠状態に陥りやすく、気分が悪くなってしまうことがあります。

普段なら問題なくシーシャを吸える人でも、血液が減っている状態ではすぐに気持ち悪くなってしまうこともあるため、注意しなければなりません。

特に女性の場合は生理中などで血液が不足しがちな時期は、シーシャは控えたほうがよいでしょう。シーシャは無理をしてまで吸うものではありません。万全の体調で、調子のよいときに楽しみましょう。

シーシャの害とどのように付き合うか

シーシャは多少なりとも体に害があり、健康面を考えるなら吸わないほうがよいでしょう。しかし、大きな害があるから吸うべきではないというものではなく、週に数回といった範囲ならほとんど問題がないレベルにすぎません。

筆者自身も健康診断で健康被害が出たことはありませんし、シーシャを20年以上吸っているという方も、肺はきれいなままという声も聞きます。

もちろん、個人差があるため、絶対におすすめというわけではありませんが、適度に楽しむなら、リラックス効果も相まってストレス解消にはよいのではないでしょうか。

もし健康面が気になるという方は、ノンニコチンやノンタールのフレーバーもあるため、そちらで試してみるのもおすすめです。ノンニコチンやノンタールのフレーバーはたばこの葉っぱを使用せず、紅茶葉やサトウキビ、生のフルーツなどを使用しております。

ただし、ノンニコチンフレーバーもたばこに分類されるため、20歳以上でなければ喫煙ができないことは覚えておきましょう。

当店、Shisha Cafe & Bar LAGOS心斎橋・南船場店では生の果実を使用したノンニコチン、ノンタールのフレーバーを多数ご用意しております。南船場・心斎橋エリアに近接しておりますので、お近くまでお越しの際は、ぜひ気軽にご来店くださいませ。

当店へのアクセス|お店周辺の地図と各線からの所要時間

シーシャの害は気にしすぎない

筆者の持論になりますが、シーシャを楽しむなら害のことはあまり気にしすぎないことが大切です。シーシャを吸っているとリラックスできますし、美味しいシーシャにめぐり合えることで幸福感も得られます。

たまの気分転換やストレス解消にシーシャを吸う程度なら、シーシャタイムの2時間ほどは害のことは忘れて存分に楽しむことがおすすめです。

当然吸いすぎはよくありませんが、ほどほどに楽しむなら、シーシャは豊かな人生のおともになってくれるでしょう。シーシャを吸いながらぼんやりと考え事をしたり、動画やゲームのおともにしたりする時間は、なにものにも代えがたいリラックスタイムとなります。

また、仕事終わりの一服や、リモートワークをしながらシーシャを吸うなども、贅沢な時間の使い方でおすすめです。シーシャはさまざまなシーンに合いますので、ぜひ体調のよいときに、リラックスしながらシーシャを楽しんでみてください。

なお、シーシャについての豆知識は、店主のTwitterで発信しております。シーシャのことをさらに知りたい方は、こちらをご参考くださいませ。

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