自宅でもシーシャが吸える?自宅シーシャに必要なアイテムを解説

近年シーシャカフェやシーシャバーは増えており、さまざまな場所でシーシャを楽しむことができます。シーシャ人口の増加とともに愛好家も増えていて、シーシャに携わる仕事をしている身としては嬉しい限りです。

毎週のようにシーシャを吸いに行くという人も増え、「お店だけではなく、自宅でも楽しみたいな」と思う人も多いのではないでしょうか。

自宅シーシャを始める人も増えており、道具さえ揃えば気軽に楽しめます。これから自宅シーシャを始めるにあたって、なにを揃えなければならないのか。自宅シーシャに必要な道具や注意点などを解説していきます。

自宅シーシャに必要な道具とは

自宅シーシャを始めるために必要な道具は、次の通りです。

  • シーシャパイプ(シーシャ本体)
  • フレーバー
  • ボウル
  • アルミホイル
  • 着火用のコンロ

自宅シーシャにチャレンジするなら、ひとまずこれらを揃えていきましょう。

シーシャパイプ

シーシャを吸うために欠かせないシーシャパイプ、つまり、本体のことですね。パイプにはさまざまな種類があり、大きいものもあれば小さいものもあります。

自宅シーシャを始めるのに最重要なパイプ。なにを買えばいいのか迷う人も多いでしょう。どのパイプを買うか、決める指標は次の通りです。

  • 大きさ
  • デザイン
  • ディフューザーの有無

それぞれどのようなポイントを見るべきなのか、詳細まで知っていきましょう。

大きさ

パイプを購入する上で重要な大きさ。まず知っておきたいのは、大きいものほどよくて、小さいものほど悪いというわけではないことです。パイプの大きさで変わるのは吸い心地や煙の量です。

大きいパイプほどボトルに溜まる煙の量が増えるため、吐き出す煙の量は少し多くなります。しかし、小さいパイプでもしっかり温度を上げて吸えているなら、爆煙を出すことは可能です。

サイズによる煙の量は、正直言って誤差程度といえるため、初めて自宅シーシャに挑戦するならそれほど気にしなくてもよいでしょう。

では、大きさはなにを持って決めればよいのでしょうか。答えは簡単で使い勝手です。自宅シーシャで考えるなら、コンパクトなもののほうが場所も取らず、省スペースでシーシャを楽しめます。

また、吸い終わったシーシャはボトルを洗う必要があり、小さいパイプのほうがシンクでも洗いやすく、メンテナンスはしやすいでしょう。

たとえば、1人暮らしで小さいキッチンの場合は、大きいパイプなどボトルがシンクに入らず、お風呂場で洗わなければならないこともあります(実際に筆者はお風呂場で洗ってます)。

パイプをボコボコさせ、「シーシャ吸ってるなー」感を出したいなら大きなパイプを、管理の手間を減らし、メンテナンスのしやすさを選ぶなら小さいパイプを選ぶとよいでしょう。

デザイン

パイプを買うならデザインにもこだわりましょう。デザインに関しては完全に自分の好みで構いません。身もふたもない話をすれば、機能さえ備わっているなら、どのようなデザインでもシーシャを吸うことは可能です。

しかし、せっかく自宅シーシャをするなら、お気に入りのデザインのほうがテンション上がってよくないですか?

長く使っていれば愛着は湧きますが、最初から気に入ったデザインのほうがシーシャへのモチベーションも上がりやすいです。どのパイプにするか迷ったなら、最終的にはデザインの可愛さ、かっこよさで決めてもいいかもしれませんね。

ディフューザーの有無

シーシャといえばボコボコ鳴るもの。そんなイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。基本的にはボコボコと音が鳴りますが、物によってはディフューザーがついている消音タイプのものもあります。

「昔ながらのボコボコした吸い心地がすき」という方は、ディフューザーなしのクラシカルなものを選ぶとよいでしょう。

反対に「夜に吸うかもしれないし、音が気になる」という人は、ディフューザーのついたものを選ぶとよいでしょう。

また、パイプによってはディフューザーの取り外しが可能なタイプもあります。日中はボコボコ言わせて、夜は静かに吸いたい人には、取り外し可能なタイプがおすすめです。

フレーバー

シーシャ本体が決まったなら、どのフレーバーを購入するかも決めなければなりません。フレーバーの種類は実に多彩で、みなさんが知っているフルーツなら、大体フレーバーとして存在します。

さらに、バニラやチョコなどの甘いフレーバーから、カルダモンやシナモンなどのスパイス、ジャスミンやローズなどのフローラル系まで、シーシャのフレーバーは多彩です。

シーシャのフレーバーは最小で50gが多く、基本的には1回で10g前後使用します。また、メーカーによっては最小が100gからということもあるため、事前にチェックしておきましょう。

大容量で購入するなら250gや1kgの単位で購入することも可能です。フレーバーは開封してから時間が経ちすぎると、風味が飛んでしまいます。そのため、自宅でたまに吸うくらいなら、50gから100g単位での購入がおすすめです。

実際にどのフレーバーを買えばいいのか

初めて購入するフレーバーって、わくわくしますよね。どのフレーバーを買うべきかですが、これには決まりはありません。自宅で自分が楽しむものですから、自分のすきなフレーバーを買えばいいんです。

もしどれがすきかわからない場合は、お店でいろいろなフレーバーを吸い、お気に入りのものを見つけておくとよいでしょう。お店の店員さんに、おすすめを紹介してもらうのもひとつの手です。

個人的にはミントかバニラ、それに合わせるフルーツのフレーバーの計2つがあれば、十分に楽しめると思います。また、メーカーによってはフルーツにすでにミントが入ったものや、バニラなどがミックスされたものもあるので、ミックスフレーバーを検討してみてもよいでしょう。

ボウル

シーシャのフレーバーを詰めるボウル。これにはたくさんの種類があります。ざっくりと分類するなら、次の3つです。

  • ファンネルボウル
  • ストレートボウル
  • ボルテックスなどの変形型

右からストレート、ファンネル、ボルテックス。

ファンネルボウルはドーナツ型で真ん中に穴が開いているものを指します。柔らかい煙を出せることが特徴であり、初心者はファンネルボウルを使うとよいでしょう。

ストレートボウルはボウルの真下に穴が開いているもので、昔ながらのクラシックなボウルです。がっつり濃い味と煙を楽しみたい人におすすめのボウルであるため、中級者から上級者向けと言えます。

ボルテックスと呼ばれるボウルは、ファンネルとストレートのどちらにも該当しない特殊なものです。ボルテックスは真ん中に突起があり、その下に穴が開いています。簡単にいえば、ファンネルとストレートのハイブリッド型です。

それぞれのボウルを上から見ると。

細かいことを言えばさまざまな違いがありますが、初心者が購入するなら扱いやすさの面からファンネルを選ぶとよいでしょう。ではなぜファンネルボウルがおすすめなのか、少し細かく解説していきます。

初心者にファンネルボウルがおすすめの理由

真ん中に穴があるドーナツ型のファンネルボウルは、吸ったときにフレーバーをなでるように空気が流れて、真ん中の穴を通って煙になります。つまり、フレーバーに直接火を入れて吸うというよりも、フレーバーを蒸らし、温まったシロップなどを吸っている状態に近いです。

対して、ストレートボウルの場合は、吸うと上からボウル下部の穴に向かってまっすぐに熱が入るため、フレーバーすべてに火を入れながら吸っています。

フレーバーに直接火を入れることで濃い味を出すことができますが、まだ焼けていない生の部分の味も一緒に吸うことになるため、味が濃すぎてしんどくなってしまう人も少なくありません。

また、吸ったときにのどにグッとくる、いわゆるキック感はフレーバーに火が入る瞬間に強く起こります。そのため、生の部分に火を入れながら吸っていくストレートボウルは、キック感が強くなる瞬間がファンネルボウルよりも多く、ある程度強い煙を吸い慣れている人でないと、むせてしまうことが多いです。

ファンネルボウルなら濃い味でも柔らかい煙を作りやすいため、自宅シーシャデビューでは、まずはファンネルボウルを、慣れてきてからストレートボウルを使うといったように、ステップアップしながら使用する機材を変えることがおすすめです。

ボウルの材質

ファンネルやストレートなど、ボウルにはさまざまな種類がありますが、チェックすべきポイントはそれだけでありません。仮に同じファンネルボウル、ストレートボウルでも、材質によって熱の回り方が異なります。

材質はざっくりわけると陶器とシリコンの2つがあります。温度が上がりやすいのは陶器、低温でじっくりと温度が上がっていくのがシリコンです。

シーシャは味と煙を出すためには、しっかり温度を上げなければなりません。そのため、爆煙で濃い味を出したいなら、陶器のほうが適しています。

しかし、陶器は温度が上がりやすい一方で、フレーバーが焦げてしまう可能性が高くなります。そのため、焦げて失敗するリスクを減らしたいなら、低温から徐々に温度を上げていけるシリコンがおすすめです。

陶器とシリコン、どちらも異なる特徴があり、どちらが優れていると決まっているわけではありません。自分の好みに合わせて使い分けることがおすすめであるため、可能なら両方揃えておくとよいでしょう。

筆者個人的な意見を述べるなら、陶器のボウルを使用することがおすすめです。陶器のほうが難易度は高いものの、最初からある程度のハードルをこなしているほうが、長期的にはメリットが大きいです。高い温度での熱管理に慣れていると、ファンネルボウルだけではなく、ストレートボウルも扱いやすくなります。

最初から優しい煙に慣れすぎると、強く出るセッティングを試したときに吸いづらく感じてしまうことも多いです。失敗するリスクは高いですが、味が濃くて美味しいシーシャを吸いたいという方は、陶器のボウルを使用するとよいでしょう。

シリコンボウルでも濃く出す方法はある

温度の上昇が緩やかなシリコンボウルは、優しい煙は作りやすいものの、しっかりとした吸いごたえのある濃い味を出すことが難しいです。しかし、シリコンボウルでも方法次第では、がっつりとした濃い味を出すことも可能です。

大前提として、シリコンボウルは陶器のボウルに比べると温度が上がりづらいため、完成までに時間がかかることは理解しておきましょう。ゆっくりと時間をかけて蒸らし、フレーバーにしっかり熱を入れることで、満足度の高い煙は作れます。

少しでも早く温度を上げたいなら、ボウルを覆って煙突効果で温度を上げられる風防を使ったり、フレーバーをカットして盛ったりすることもおすすめです。

風防はシーシャ専門のECサイトで購入するだけではなく、アルミホイルを筒状に巻いて自作することも可能です。アルミホイルで作る場合は、上部に穴をあけて空気の通り道を作っておきましょう。完全に密封してしまうと、風防内部で酸素がなくなり、炭が鎮火してしまうので注意が必要です。

フレーバーをカットすると完成が早くなるのは、熱の周りがよくことが理由です。刻みが細かいほどフレーバーに熱が伝わりやすく、味も出やすくなります。カットする際には普通のハサミでもよいですが、眉毛カットの小さなハサミを使うのが便利です。

ただし、刻みを細かくしすぎてしまうと、フレーバーへの熱入りが早くなりすぎてしまい、味持ちが悪くなってしまう場合もあることは理解しておきましょう。

粘土のボウル

ボウルの材質は陶器とシリコンだけではなく、粘土を使ったもの、いわゆるクレイトップと呼ばれるものがあります。パイプを購入するとスターターセットとしてボウルやホース、ハンドルなどが付属していることも多く、この場合にクレイトップがセットになっていることもあります。

クレイトップは素焼きでコーティングがされていないため、そのまま使うと土臭さを感じてしまいます。そのため、使用する前にはボウル全体を水につけておき、一晩ほど水を吸わせておくことがおすすめです。

水を吸わせることで粘土がしまり、最初に使用するときの土臭さを軽減できます。ちなみに筆者はクレイトップをそのまま使い、「めっちゃ土の味する、なにこれまずい」となった記憶があります笑。

美味しく作るなら水に吸わせておくことがベストですが、どうしてもすぐに試してみたいならそのまま吸ってみても構いません。土臭さはあるものの、初めての経験としては意外とおもしろいですよ。

専用ボウルとして育てる

素焼きのボウルのおもしろいところは、特定のフレーバー専用のボウルとしてそだてる楽しみがあるところです。水につけて放置することで土臭さは解消されますが、専用ボウルを作るならあえて水にはつけず、そのままの状態で吸ってみましょう。

シーシャのフレーバーにはシロップが使用されており、まっさらな素焼きのボウルを使用することでフレーバーのシロップや香りが吸い込まれていきます。

もちろん、一度使っただけでは粘土は完全にはしまらないため、専用ボウルにするなら何度も同じフレーバーを吸い続けなければなりません。しかし、専用で作ったボウルはフレーバーを入れていなくても香りがしてくるため、通常よりも濃い味でシーシャを楽しむことができます。

使用前のボウルとシロップがしみ込んだボウル。

色の濃さが全然違いますね。

専用ボウルにするなら余計な水分は入れないように注意し、洗うときもさっと水洗いする程度にとどめましょう。しっかりとシロップを吸ったボウルは、熱を入れたときにボウル周辺に水滴のようなシロップだまりが浮かび上がります。

この状態を「ボウルが汗をかいている」と表現する場合があり、汗をかくほどまで使い込んだなら、専用ボウルは完成です。もちろん、素焼きのボウルは必ずしも専用として使用する必要はないため、さまざまなフレーバーを吸って、何用でも使える万能ボウルとして使い込んでも構いません。

シーシャもたばこと同様に、フレーバーに熱を入れなければ煙を出すことはできません。たばこの場合はマッチやライターなどが熱源ですが、シーシャの場合は専用の炭を使用します。

シーシャ用の炭として多く流通しているのが、ココナッツを整形したものです。長方形やボックス型に整形されているため使いやすく、まさにシーシャ用に開発されたものといえるでしょう。

炭の形状は2つ

シーシャ用に開発されたココナッツ整形の炭ですが、これには2つの形状があります。フラット炭と呼ばれるものは長方形で、キューブ炭と呼ばれるものがボックス型です。

フラット炭よりもキューブ炭のほうが大きく、火力も高くなります。炭自体が大きい分、熱持ちもよくなりますが、反面火力が高すぎるがゆえに焦げるリスクは高まります。

炭の持ち時間を考えるならキューブ炭ですが、使い勝手を考えるなら、まずはフラット炭のほうがおすすめです。また、キューブ炭はお店で使用する場合でも、割って使用することが多いです。

自宅だと炭を割るのは大変で手間もかかりますし、割るときに炭が弾ける危険性もあるため、安全面や手間を考えても、フラット炭のほうがよいでしょう。

アルミホイル

シーシャを作るには、ボウルにフレーバーを盛り、アルミホイルでふたをして穴を開けます。アルミを張ることでボウル内部に熱をとどめることができ、じっくり蒸らして美味しさを引き出すことができます。

シーシャは紙巻きたばことは違い、燃やすというよりは蒸らして作るものです。そのため、熱やフレーバーの旨味を逃がさないためには、アルミホイルは必需品といえます。

もちろん、ボウルによってはアルミホイルを使わずに使用できるものもあるため、アルミなしでもシーシャを作ることは可能です。しかし、アルミなしで作るには、別途ヒートマネジメントシステムという機材が必要です。さらにヒートマネジメントシステムを使う場合でもアルミを張って作るケースは多いため、自宅シーシャを始めるなら事前に購入しておきましょう。

アルミホイルはシーシャ用のものも販売されていますが、スーパーやコンビニなどで市販されているもので構いません。

着火用のコンロ

シーシャは炭を熱源とするため、炭を着火するためのコンロも必要です。ガスコンロに網を置き、その上で炭を焼くことも可能ですが、あまりおすすめはしません。

ガスコンロで炭を焼くと、炭が飛び跳ねて危ないだけではなく、表面だけ焼けて中に熱が通っていないという事態になりやすいです。炭はしっかり中まで熱を通していないと、吸ったときに炭の味がしてしまったり、不完全燃焼による一酸化炭素の吸入によって、体調不良を起こしやすかったりします。

じっくり中まで火を通すためには、電気コンロの使用がおすすめです。電気コンロはコンセントにつなげて使用するものもであり、家電量販店で購入できます。

お店では電気コンロや電熱器として売られているため、お近くの店舗やネットで探してみましょう。また、電気コンロはシーシャのメーカーが販売しているものもありますが、必ずしもこれを使用する必要はありません。

シーシャ用の電気コンロ、またはチャコールバーナーとして売り出されているものは、家電量販店で購入するよりも高価であることが多いです。

家電量販店で購入できるものでまったく問題はないため、シーシャ用の電気コンロはあくまでもコレクショングッズと考えるとよいでしょう。

自宅シーシャを始めるために揃えておきたいもの

上記の機材さえあれば、最低限シーシャを吸うことはできます。しかし、自宅シーシャのハードルをもっと下げ、快適にシーシャを吸うには他にも揃えておきたいものがあります。

  • 焼けた炭を保管する鍋
  • ヒートマネジメントシステム
  • ホース

これらを用意することで、自宅シーシャの環境はさらに快適なものになります。

焼けた炭を保管する鍋

シーシャを作るには炭を必要分焼きますが、長時間吸い続けるには途中で新しい炭を焼き、炭の交換をしなければなりません。これを炭替えと呼びます。

炭替えをする際には、もともと使っている炭を取り除き、新しい炭を追加します。この際に炭を保管する鍋があると便利で、より安全な炭替えが可能です。

炭用に使用する鍋は、耐熱性のあるものならなんでも構いません。ホットパンやフライパン、小ぶりの鍋などなんでも代用できます。また、シーシャ用の炭鍋/炭かごというものも販売されているため、こちらを購入してもよいでしょう。

フライパンやホットパンなどで代用する場合は、炭を入れた際の保管に注意が必要です。使用する炭にもよりますが、焼けた炭の温度は400から600度近い熱量になります。

そのため、炭を入れた鍋を床に置いてしまうと、鍋底の熱によって床が焦げてしまう可能性が高いです。鍋を保管するには、コルクボードなど耐熱のものを下に敷いておきましょう。

ヒートマネジメントシステム

シーシャはボウルの上にアルミを張り、その上に炭を置くだけでも吸うことができます。これは直置きと呼ばれるスタイルであり、中東では一般的なつくり方です。

しかし、直置きは炭の熱量の高さから上手に作るのが難しく、炭を置いた瞬間に焦げてしまい、シーシャがだめになってしまうリスクがあります。

慣れてくると直置きでも上手に作れるようになりますが、初心者のうちはヒートマネジメントシステムと呼ばれる、熱管理の機材を使用することがおすすめです。

ヒートマネジメントシステムにはたくさんの種類があり、ざっと挙げるだけでも次の通りです。

  • ターキッシュリッド
  • カラードロータス
  • イグニス
  • プロボースト/アマボースト
  • スチームレーション

それぞれ特徴が異なり、使用できるボウルも変わります。ヒートマネジメントシステムはボウルにかぶせて使ったり、ポンと置いて使用できたりするものがあります。

置いて使用するものは多くのボウルで使えますが、かぶせるタイプは特定のボウルでないと使えないことも多いので、購入する際には組み合わせを把握して、セットのものを選ぶことがおすすめです。

ホース

シーシャを吸うために欠かせないホース。シーシャ本体と吸い口をつなげるためのものです。パイプを購入するとホースもセットで入っていることが多く、ひとまずは1本あればシーシャは吸えます。

しかし、1本のホースでさまざまな味のシーシャを吸うと、ホースに味が残ってしまい、次に吸ったときに前回の味がほんのりしてしまうことが多いです。

そのため、味を混ぜたくないのであれば、ホースは複数用意しておき、専用ホースを作ってしまうとよいでしょう。

ざっくりわけるなら、ミント系、フルーツ系、お菓子系、スパイス系などが挙げられます。ここまできっちりわける必要はありませんが、最低限ミント系とお菓子系、スパイス系の3つはわけているほうが、味残りを気にせずにシーシャを吸うことができます。

もし「フルーツとミントのミックスしか吸わない」「お菓子系一択」のように好みがはっきりしているなら、1本のホースでも問題はありません。

自宅でシーシャを吸うときに気をつけたいポイント

自宅シーシャを始めるなら、注意すべきポイントがたくさんあります。

  • 炭の管理に気をつけよう
  • 換気はしっかり行う
  • パイプは毎回洗う

実際にはもっと多くの注意点がありますが、最低限押さえておきたいのは上記の3つです。

炭の管理に気をつけよう

自宅でのシーシャは楽しいものですが、炭の管理には本当に気をつけなければなりません。炭は400度以上と高温であるため、やけどをしないことはもちろん、炭の落下にも注意しましょう。

もし、自宅で炭を落としてしまうと、絨毯が溶けたり、床に焦げ跡が残ったりします。筆者も自宅で炭を落としてしまったことがありますが、絨毯やラグは燃えるのではなく、溶けるという表現が適切かと思います。

なにが言いたいかというと、それだけ高温で危ないものを扱っているということです。炭はトングで掴むと割れたり、弾けたりすることもあり、残念ながら不慮の事故までは防げません。

しかし、細心の注意を払って丁寧に扱うことで、炭の落下による事故は減らせます。安全を考えるなら、シーシャパイプの周辺には耐熱のシートやマットを敷き、事故防止に努めるとよいでしょう。

換気はしっかり行う

炭を扱っているシーシャは、炭によって発生した一酸化炭素によって酸欠になってしまうことがあります。自宅でシーシャを吸うなら、換気は必ず行いましょう。

換気をせずに吸ってしまうと気分が悪くなるだけではなく、場合によっては頭が痛くなったり、ひどい酸欠で倒れてしまうこともあります。

シーシャは体調が悪くなってまで吸うものではないため、安全に楽しむためにも換気は念入りに行いましょう。

換気扇を付けるのはもちろん、気候のいい時期であれば窓を開けるなどして、少しでも空気の通りをよくしておくことが大切です。

パイプは毎回洗う

シーシャを吸い終わったら炭を下ろして、ボウルやパイプを洗います。炭を下ろしてすぐのボウルは非常に熱いため、冷めるのを待ってから洗いましょう。熱いうちに水につけて洗ってしまうと、陶器ボウルだと割れてしまう危険性があります。

また、パイプは毎回洗う必要があり、ボトルの水は必ず交換しましょう。シーシャは煙を水にくぐらせてニコチンなどの有害物質を軽減しているため、吸い終わった後の水は捨てて、新しいものに入れ替える必要があります。

パイプの水を交換せずにおいていると、水垢やカビが発生して、衛生的な問題が生じてしまうこともあります。パイプの洗浄は、水道水で洗うだけで問題ありません。

洗剤を使用すると、泡が残って次回洗剤の味がしてしまうこともあるため、基本的には水洗いだけと考えましょう。

シーシャを1本吸うとそのときの匂いが残りやすいため、次回違う系統のシーシャを吸うなら、味が混ざらないように念入りに水洗いすることが大切です。

自宅シーシャを始めるのにどれくらいのコストがかかるか

自宅でもシーシャを楽しみたいという人にとっては、初期費用は気になるポイントです。一式の道具やフレーバーを揃えようと思うと、初期費用は高額になると思う人も多いでしょう。

購入するパイプやフレーバーの種類、量によっても異なりますが、安いと1万5,000円から2万円程度でフルセットを揃えることも可能です。

自宅シーシャを始めるための初期費用として、もっともコストがかかるのがパイプです。シーシャのパイプにはいわゆるブランドメーカーのものもあり、ブランド品を選ぶとパイプだけで3万円から10万円程度かかることもあります。

ブランドを気にせず、手頃なものを選ぶのであれば、1万円前後でパイプを購入することも可能です。高いからいい、安いから悪いわけではありません。安くても質のいいパイプはあるため、ブランドにこだわらなければ、少ないコストで自宅シーシャに挑戦できます。

自宅シーシャを始めるなら機材を揃えよう

自宅でもシーシャを楽しみたいなら、まずは、機材を揃えるところから始めましょう。パイプやフレーバー、電気コンロなど、購入するものはたくさんあります。

メーカーによっても異なりますが、パイプはトングやホース、ボウルなどがセットになっているものが多いです。

また、シーシャカフェなどでパイプを購入する場合は、初心者セットなど必要なものがすべて揃っている場合も多いため、これを活用してもよいでしょう。

道具が揃ったなら、あとはシーシャを作って吸うだけです。手元に必要なものが届いたなら、ぜひシーシャ作りに挑戦してみましょう。

当店、Shisha Cafe & Bar LAGOS心斎橋・南船場店では、さまざまな機材を使用してお客様にシーシャを提供しております。お店でシーシャを楽しんでいただくことはもちろん、自宅シーシャに関する相談も受け付けております。

心斎橋・南船場エリアにございますので、お近くまでお越しの際には、ぜひ当店へご来店くださいませ。

シーシャとはどんなもの?基礎知識と当店のコンセプト

 

なお、シーシャについての豆知識は、店主のTwitterで発信しております。

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