味が濃くなりやすいシーシャ?中上級者向けのストレートボウルの作り方

シーシャにはさまざまな器材があり、本体であるパイプだけではなく、他にもさまざまなガジェットが存在します。味の濃さを決める重要なアイテムとして、ボウルがあげられます。同じフレーバーを使っていても、ボウルが違うと味の出方や煙の強さなどが違ってくるため、作り手冥利に尽きるでしょう。

味の濃いシーシャを作りたい人は、ストレートボウルを使用することがおすすめです。ただし、ストレートボウルは味が濃くなりやすい反面、多少吸いの技術が必要であったり、他のボウルに比べて吸うのがしんどかったりします。

シーシャにある程度慣れた、中上級者向けのボウルといえるため、家シーシャに慣れて次のステップに進みたい方は、ぜひストレートボウルに挑戦してみましょう。

シーシャのボウルの種類とは

シーシャのボウルにはさまざまな種類があり、それぞれで特徴が異なります。豊富な種類の中から、特にメジャーなものに絞ってご紹介すると、ファンネルボウルとストレートボウルの2つがあげられます。

ファンネルボウルは真ん中に穴が開いており、周囲にフレーバーを盛ることができるドーナツ型をしていることが特徴です。

ファンネルボウルでは熱風がフレーバーの上をなぞり、真ん中の穴を通って煙が入ってきます。比較的軽やかな煙で吸いやすいため、初心者にもおすすめのボウルといえるでしょう。

対してストレートボウルは本場中東で昔から使用されている、クラシカルなボウルです。

ボウルの中心に穴が開いており、穴の上にかぶせてフレーバーを盛るのがストレートボウルならではの特徴です。ストレートボウルではフレーバー全体に熱風が通って煙が入ってくるため、ファンネルよりも喫味が強くなりやすくなります。

反面、熱が通る面積がファンネルよりも広くなるため、味のボリュームが増え、通常よりも味が濃くなりやすいです。ファンネルよりも吸いづらいものの、味は濃くなるため、ある程度シーシャに慣れてきたなら、ぜひクラシックなストレートボウルにも挑戦してみましょう。

ストレートボウルでのシーシャの作り方

ストレートボウルは穴をふさぐように、ボウル全体にフレーバーを盛っていきます。

穴がふさがることで少し吸い心地が重くなります。そのため、抵抗が強くて吸いづらいという方は、裏からお箸などを差し込み、空気の通り道を確保するとよいでしょう。そのままでも吸えるという方は、穴をふさいだままで構いません。

フレーバーを盛ったら、アルミを張って穴を開けます。ファンネルボウルの場合は真ん中には穴を開けませんが、ストレートボウルは真ん中を含め、全体的に穴を開けていきましょう。

写真のように十字に穴を開けてから、残りの部分に少しずつ穴を開ける方法だと、均等に開けることができます。真ん中も含めて穴を開けるのは、フレーバー全体に熱を通すためです。フレーバーの直上に穴を開けることで、全体に火が通り、濃い味のシーシャを作りやすくなります。

その後は焼けた炭を乗せ、しばらく蒸らしてから吸い出しを始めます。蒸らしの際には風防をかけ、ボウル全体が温まる状態にしておきましょう。

ストレートボウルはある程度吸いながら熱を回す必要があるため、ファンネルボウルよりも吸い出し時の吸う回数は多くなります。吸いで熱を通し、味と煙が濃く出たら完成です。

ファンネルで作るよりもフレーバーの味を引き出しやすい分、喉へのキック感やビリビリ感が強く出やすいため、吸い出しはストレートのほうがきつくなることは覚えておく必要があります。完成後は風防を外し、吸いやすい火力に調整しましょう。

ストレートボウルで作るシーシャの吸い方のコツ

ストレートボウルでシーシャを作った場合には、吸い方をいつもよりも意識する必要があります。基本的にはファンネルよりも強く吸う意識を持ち、熱を下に引っ張る感覚を身につけましょう。

ストレートボウルはファンネルよりも深いものが多く、吸いで熱を回す必要があります。弱く吸ってしまうとフレーバー表面だけに熱が入り、ボウルの底にあるフレーバーに熱が通りません。表面が固まってしまうと味が乗らず、持ちも悪くなってしまうため注意が必要です。

ボウルの深さや盛ったフレーバーの高さを意識し、炭の熱を吸いで引っ張って下ろし、ボウル内のフレーバー全体に熱を入れるイメージで吸うとよいでしょう。

ボウルを変えるとシーシャも変わる

同じフレーバーやミックスでも、使用するボウルを変えることで、シーシャの味わいは違ってきます。ストレートボウルは味を濃く出しやすい分、フレーバーの重たさや煙の強さを感じやすく、慣れていないと吸いづらいといえます。

しかし、きつい部分も吸い切れるなら、ストレートボウルの真価を引き出すことができ、さらに味の濃いシーシャを楽しめるでしょう。

当店、Shisha Cafe & Bar LAGOS心斎橋・南船場店では、基本的には陶器のファンネルボウルを使用していますが、ご希望に合わせてストレートボウルで提供することも可能です。

シーシャとはどんなもの?基礎知識と当店のコンセプト

ただし、煙は少し強めになってしまうため、十分に吸い慣れて、次のステージに挑戦してみたいという方は、ぜひお試しくださいませ。

なお、シーシャについての豆知識は、店主のTwitterで発信しております。

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