幅広い年齢層の間で広がっているシーシャブームを受けて、お店だけではなく自宅でもシーシャを楽しみたいという方は増えているのではないでしょうか。シーシャはたばこと違い、1回の喫煙時間が1時間半から2時間程度と長いため、リラックスして優雅な時間を楽しむことができます。
また、水をフィルターにし、煙を冷やすことで爆煙でも吸いやすいため、非喫煙者の方にも人気です。多くの人から支持を集めているシーシャですが、実は普通とは違う、ちょっと変わったやり方も存在します。
シーシャの楽しさをさらに深堀りしていくために、自宅でもできる、少し変わったシーシャのやり方を知っていきましょう。
自宅シーシャの普通のやり方
変わったやり方を知る前に、まずは通常の自宅シーシャのやり方を知っておきましょう。変わったやり方を楽しむには、基礎を理解してシーシャを作れることが重要です。
基本を押さえておくことで、シーシャの味もしっかり楽しむことができ、自宅シーシャのハイクオリティ化も目指すことができます。
炭を焼く
シーシャは炭を熱源としているため、シーシャを吸うには最初に炭を焼きます。炭はガスコンロに網を置いたり、電気コンロに炭を乗せたりして焼いていきます。炭が焼けるまでには10分程度の時間がかかるため、シーシャを作り始める前に、炭を焼いて時短をしましょう。
炭はシーシャ用のココナッツ炭を使用します。炭はフラットとキューブの2種類がありますが、キューブ炭は大きく火力が高いため、自宅シーシャならフラット炭を使用することがおすすめです。
使用する機材によって使用する個数は異なりますが、3つで立ち上げをすることが一般的です。炭を3つセットし、焼いている間に他の準備を進めていきます。
フレーバーを盛る
炭を焼いたなら、ボウルにフレーバーを盛ります。ボウルにはストレートやファンネル、ボルテックスなどの種類があり、それぞれで特徴が異なります。初心者はドーナツ型をしたファンネルボウルがおすすめであるため、自宅シーシャを始めたばかりなら、ファンネルボウルを購入しておくとよいでしょう。
ボウルの詳細については、下記記事を参考にしてみてください。
フレーバーを盛る際には、お箸を使うのがおすすめです。百均などでシーシャ用のお箸を購入するか、衛生面が気になるという方は、割り箸を使用するとよいでしょう。ボウルにフレーバーを盛ったなら、アルミホイルを張って、空気を通すための穴を開けます。
アルミホイルはスーパーやコンビニなどで購入できるもので構いません。穴はつまようじや安全ピンなど先が細いものを使い、ボウルの外周に2周くらいを目安に開けていきます。
ボトルに水を入れる
水たばことも呼ばれることがあるシーシャは、ボトルに入った水に煙をくぐらせ、煙を冷やしたり、不純物を取り除いたりして吸うことが特徴です。水を入れていないと煙がきつくなりすぎてしまうため、必ず水を入れましょう。
水の量によって吸ったときの抵抗の強さが変わります。あまり強く吸えないという人は、水の量を減らして抵抗を軽くしたり、がっつりした吸いごたえが欲しい人は、水を少し多めにして抵抗を強くしてもよいでしょう。
使用する水の量はボトルによって異なりますが、基本的にはパイプから伸びている棒の部分(ダウンステム)の下から指2本分程度が目安です。柄付きのボトルなら、この柄まで水を入れると目印を覚えておくと、水の量を合わせやすくなります。
ボウルに炭を乗せる
パイプの用意が完了したら、パイプにボウルをセットして、焼けた炭を置きましょう。シーシャはアルミを張ったボウルの上に直接炭を置く、直置きというやり方でも作ることができます。
しかし、直置きの場合は火力が高く、フレーバーが焦げやすいため、初心者は熱管理をするためのツールである、ヒートマネジメントシステムを使用するのがおすすめです。
ヒートマネジメントシステムにはさまざまな種類があり、対応するボウルが異なります。どのセッティングなら使えるのかは、行きつけのシーシャ屋さんに相談してみるとよいでしょう。
当店、Shisha Cafe & Bar LAGOS心斎橋・南船場店では、自宅でのシーシャ作りに関するお悩みについて、ご相談を受け付けております。心斎橋から徒歩5分程度の立地ですので、お近くにお越しの際は、ぜひご来店くださいませ。
しばらく蒸らしてから吸い出し
炭を乗せてすぐでは、フレーバーに熱が入っていないため、味も煙も出ません。熱が伝わるまでしばらくの間放置し、温度を上げながらフレーバーを蒸らしていきます。
蒸らす時間は使用するセッティングやシーシャを作る環境によって異なりますが、最低でも5分程度は置きましょう。5分置いて一度吸ってみて、煙と味がまだまだなら、さらに数分蒸らします。
吸い出しはいかに吸う回数を少なくするかが重要であるため、吸いたい気持ちを我慢して、じっくりと蒸らすことが大切です。煙と味がしっかり出てきたなら、3個乗せてる炭を1つ外し、火力を落として調整します。
3個のままでも吸い続けられるなら、炭を落とす必要はありませんが、火力が上がりすぎるとフレーバーが焦げやすく、味飛びも早くなるため、火力のコントロールは慎重におこないましょう。
自宅シーシャの変わったやり方
基本的な作り方ができてきたなら、変わったやり方を試して、シーシャの楽しみをさらに広げていきましょう。自宅シーシャの変わったやり方は、次の通りです。
- ボトルに氷を入れる
- ボトルにフルーツを入れる
- フルーツトップを作る
- ボトルにジュースやお酒を入れる
少し手間のかかるものから、自宅にあるもので簡単にできるものまであるため、興味のあるものをぜひ試してみてください。
ボトルに氷を入れる
シーシャは煙が冷えるほど喉通りがよくなるため、ボトルに氷を入れて、水をキンキンに冷やすというやり方があります。自宅でシーシャを作る場合は、ボトルに入れる水は水道水を使用しますが、夏場だと蛇口から出る水もぬるくなってしまいます。
ボトルの水がぬるいとシーシャの味がぼやけてしまうため、クリアな味を楽しみたいなら水を冷やしておくことがおすすめです。ただし、水が冷たすぎると、シーシャの味が薄く感じてしまうこともあります。味を薄めたくない人は、事前に氷水を作っておき、シーシャを吸うときに氷水を入れるとよいでしょう。
ボトルにフルーツを入れる
鮮やかな見た目でシーシャを楽しみたいなら、カットしたフルーツをボトルに入れる方法もあります。水の中にフルーツが浮かんでいると、シーシャを吸うたびに水が弾かれて、ゆらゆらとフルーツが動きます。
インスタ映え間違いなしのシーシャになりますが、フルーツを丸ごと入れても味は出ません。そのため、少しでも味を出したいならカットして入れるか、果汁を絞って入れることがおすすめです。
フルーツトップを作る
フルーツはボトルに入れるだけではなく、フルーツ自体を加工して、ボウルの代わりにすることも可能です。フルーツトップを作る場合は、フルーツをくり抜いてフレーバーを盛る部分と、パイプに挿す部分を作りましょう。
このとき、空気の通り道を作るには、まっすぐに穴が開いていなければならず、この状態でフレーバーを盛ると下に落ちてしまいます。そのため、フレーバーを盛る部分には茶こしなどの網をはめると、フレーバーの落下を防げます。
フルーツトップを作ったなら、アルミを張り、パイプにセットしてその上にヒートマネジメントシステムを設置して通常通りに作ります。フルーツトップは果物の果汁が出ることで、よりジューシーな味になったり、フレーバーに接する水分量が多いことから、味持ちがよくなったりします。
使用するフルーツはお好みで構いませんが、柔らかいものはシーシャを吸っている途中で崩れてしまい、炭が落下する危険性があるため、できるだけ硬いフルーツを選ぶとよいでしょう。
ボトルにジュースやお酒を入れる
シーシャの味にブーストをかけたいなら、ボトルに水ではなく、ジュースやお酒を入れる方法もあります。ボトル部分に味付きの液体を入れることで、フレーバーなしの状態で吸っても味を感じることができます。
もしジュースを入れるなら、果汁100%の濃いフルーツジュースを使うとよいでしょう。また、お酒を使用する際には、入れる分量に注意が必要です。
お酒をボトルに全量使用すると、アルコールが喉にダイレクトに刺さるため、きつすぎて吸えないことも少なくありません。お酒を使用する場合は、必ず水を混ぜてお酒を薄めるようにしましょう。
また、アルコールを入れて吸うと、酔いやすくなる点にも注意が必要です。本当にお酒が苦手な人は、アルコールボトルのシーシャを吸うだけでも酔っぱらう可能性があるため、やる場合は体調のよいときにおこないましょう。
アルコールシーシャの楽しみ方
ボトルにお酒を入れるなら、使用するお酒によって、シーシャのフレーバーも変えましょう。たとえば、ウイスキーを少しだけ入れるなら、シーシャはチョコレートやバニラ系がおすすめです。
赤ワインならグレープやベリーなど、白ワインならりんごや柑橘系のフレーバーが相性がよいでしょう。お酒の味とシーシャの味のマリアージュを考えることで、アルコールシーシャの楽しみはさらに広がります。
自宅シーシャのやり方はさまざまある
シーシャは普通に作るだけではなく、少し変わったやり方で楽しむことも可能です。ボトルに入れる水の代わりにお酒やジュースを使用したり、ボウルの部分をフルーツにしたりするなど、楽しみ方は無限大です。
いつもと違う、ちょっと変わったシーシャが吸いたいという方は、ぜひさまざまなやり方を試してみるとよいでしょう。
当店、Shisha Cafe & Bar LAGOS心斎橋・南船場店では、さまざまなボトルオプションを取り扱っております。お酒やジュースはもちろん、シロップや牛乳などで楽しむこともできますので、興味のある方は、ご来店の際にお申しつけくださいませ。
なお、シーシャについての豆知識は、店主のTwitterで発信しております。
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