シーシャに含まれるニコチン・タールって?依存性の有無などを解説

SNSや多くのメディアで取り上げられているシーシャ。興味を持つ人も多いのではないでしょうか。しかし、「ニコチンとかタールとか、健康面は大丈夫なの?」という疑問を持つ人も少なくありません。

実際にシーシャにはどれくらいのニコチンやタールが含まれているのか、シーシャカフェ&バーの店長が解説していきます。

シーシャに含まれるニコチンの量って?

シーシャはたばこの葉っぱを洗い、シロップにつけたものをフレーバーとして使用します。もともとがたばこの葉っぱであるため、ニコチンは含まれています。

シーシャフレーバーのニコチン量は、50gに対して0.5%。シーシャは煙を水に通し、有害物質をろ過して吸うものなので、実際のニコチン量はさらに減少します。

たばこよりはニコチンの量は少ないものの、ノンニコチンではないことは理解しておきましょう。

吸う時間の長さでニコチンの摂取量は変わる

シーシャのフレーバーに含まれるニコチン量は、水でろ過するため一般的なたばこよりは少なくなりやすいです。しかし、シーシャの喫煙時間は1時間半から2時間程度とたばこよりも長く、長時間喫煙することから、たばこよりもニコチンの摂取量は多くなりやすいです。

たばこ1本を吸うのに大体5分程度であることを考えれば、シーシャの喫煙時間はたばこの数十倍であり、喫煙している間、ニコチンを摂取し続けることになることは理解しておきましょう。

もちろん、シーシャを吸っている時間が長くても、吸う頻度が低いならそれほど気にする必要はありません。がつがつシーシャを吸ってしまうと、その分ニコチンを摂取しやすくなり、さらに味持ちも悪くなってしまうため、シーシャタイムをよりよくするには、ゆっくり吸うことがおすすめです。

イメージとしては一度吸ったあとは、しばらく放置して、また思い出したときに吸うくらいの頻度を心がけるとよいでしょう。

シーシャを長く吸い続けると、ニコチンによるヤニクラが起きたり、炭を使用していることによる一酸化炭素中毒になりやすかったりするため、1時間半程度の喫煙時間を考慮して、長く吸いすぎないようにしましょう。

シーシャは何分くらい吸える?美味しく吸える時間の目安を紹介

シーシャはノンニコチンでも楽しめる

シーシャのフレーバーは基本的にニコチンが入っていますが、たばこの葉っぱを使用しない、完全ノンニコチン、ノンタールのフレーバーもあります。

生の果実を使用したものや、サトウキビの葉っぱを原材料にしたものは、ニコチンフリーで楽しめます。

「シーシャは経験してみたいけど、ニコチンはちょっと」という方は、お店でノンニコチンのフレーバーがあるか、確認してみるとよいでしょう。

ニコチンが多いフレーバーもある

シーシャのフレーバーは大きくブロンドリーフとダークリーフの2つにわけられます。たばこの葉っぱを洗ってシロップ漬けしたものが、ブロンドリーフであり、ニコチンは軽減されています。

しかし、ダークリーフと呼ばれるものは、葉っぱを洗わずにそのまま使用しています。水がフィルターにはなりますが、ニコチンやタールの量が通常よりも多いことは覚えておきましょう。

シーシャにも慣れてきて、もっとがっつり吸いごたえがあるものを経験したいという人は、ダークリーフを使ってシーシャを作ってもらってもいいかもしれませんね。

ただし、ダークリーフはフレーバーのメーカーによって重さが異なることも多く、中には異次元に重たいフレーバーもあるため、ダークリーフ指定のシーシャは上級者向けであることは理解しておきましょう。

シーシャのタールは?

ニコチンだけではなく、タールについても気になる人は多いでしょう。シーシャフレーバーのパッケージでは、タールは0%となっています。

ただし、タールが完全に0とは限りません。0カロリーが完全に0ではないのと同様に、多少はタールが含まれていることは理解しておきましょう。

そもそもタールはたばこの葉っぱを燃やしたときに発生する有害物質です。炭の熱で蒸らして作るシーシャは、たばこのように直接葉っぱを燃やすわけではないため、基本的にはタールの発生は少なくなります。

しかし、作り方によっては葉っぱを焦がして吸う方法もあるため、少なからずタールが発生することは覚えておかなければなりません。また、シーシャは長時間吸っていると葉っぱが焦げていきます。

この焦げる段階でタールは発生しやすくなるため、健康面を気にするなら長時間吸わないようにしたり、もっとシーシャが吸いたいという人は、早めにおかわりを頼むとよいでしょう。

シーシャを吸って気分が悪くなるのは?

シーシャに慣れていない人や普段たばこを吸わない人は、シーシャを吸うことでクラクラしたり、場合によっては気分が悪くなったりすることもあります。シーシャを吸ってクラクラするのは、ニコチンを摂取したことによる、いわゆるヤニクラという状態が起きている可能性が高いです。

特に普段たばこを吸わない人は、ニコチンへの慣れが少ないため、吸い始めに頭がふわふわするということもあるでしょう。また、気分が悪くなってしまう理由としては、吸いすぎによる酸欠が考えられます。

シーシャの熱源は炭であり、吸うことで一酸化炭素も取り込んでしまいます。そのため、普段よりも酸素が薄くなってしまい、酸欠状態になって頭痛がしたり、頭がクラクラしてしまうことも多いです。

酸欠は連続で吸うと起きやすいため、ゆっくりペースを守ってシーシャを楽しむことがおすすめです。シーシャを吸っていると、普段呼吸して酸素を取り入れているところが、すべて煙に代わってしまいます。

連続で吸うと酸素を取り入れる余地がなくなってしまい、酸欠を引き起こしやすくなることは覚えておきましょう。

シーシャの依存性は?

ニコチンが発生する以上、依存性がまったくないとは言い切れません。しかし、シーシャは煙を水にくぐらせてろ過しているため、たばこよりは依存性は低いと考えられます。

もちろん、依存性がないとは言えませんが、毎日シーシャを吸っている筆者も、どうしてもシーシャが吸いたくて我慢できない!ということは今のところありません。

あくまでシーシャ吸いたいなーくらいの気持ちであり、たばこが吸いたいとは別物ではないでしょうか。たばこが吸いたいは依存性に側面が強いですが、シーシャが吸いたいという欲求は、美味しいものを食べたいの感覚に近いのかもしれませんね。

シーシャにもニコチンは含まれている

たばこの葉っぱを使用している以上、シーシャには少ないながらもニコチンが含まれています。また、作り方によっては、タールが発生することもあるため、健康被害が0ではないことは理解しておきましょう。

しかし、ニコチンやタールフリーのフレーバーもあり、健康面が気になる方は、そちらを試してみてもよいでしょう。シーシャはあくまでも嗜好品です。無理のない範囲で楽しむのが、大人のたしなみというものでしょう。

健康面を考えてシーシャを適度に楽しみたいという方は、ぜひ当店、Shisha Cafe & Bar LAGOS心斎橋・南船場店にお越しください。当店では通常のシーシャフレーバーだけではなく、ノンニコチン・ノンタールのフレーバーも多数ご用意しております。

心斎橋・南船場エリアからすぐですので、お近くまでお立ち寄りの際は、ぜひ当店でシーシャの魅力に触れてみてください。当店のコンセプトについては、下記リンクをご参考くださいませ。

シーシャとはどんなもの?基礎知識と当店のコンセプト

なお、シーシャについての豆知識は、店主のTwitterで発信しております。シーシャに興味のある方は、こちらもご参考くださいませ。

 

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