シーシャとはどんなもの?基本的な仕組みやあふれる魅力を解説

そもそもシーシャとはなにか?

最近ではSNSやネットメディア、たまにはテレビなどでもシーシャが取り上げられていることがあります。

「シーシャって名前は聞いたことがあるけど、実際どんなものかは知らない」という人も多いのではないでしょうか。シーシャとはイスラム圏などの中東で発祥した文化であり、香りを楽しむ喫煙具です。

日本では「水たばこ」、「アロマスモーク」などと呼ばれることもありますね。ちなみに「シーシャ」はアラビア語の呼び方であり、英語圏だと「フーカ/フッカー」、トルコだと「ナルギレ」と呼ばれたりもします。

シーシャの仕組みとは

シーシャとはどのようなものかを知る上でポイントとなる、仕組みのお話。知っておきたい基礎知識としては、次の3つを覚えておきましょう。

  • たばこの葉っぱをシロップ漬けしたフレーバーを使用
  • パイプと呼ばれる機材を使用する
  • 炭を使ってフレーバー熱する

喫煙具という分類ですが、たばことはさまざまな点で異なります。

シーシャで使用するフレーバーとは

シーシャを吸うのに欠かせないフレーバー。たばこで言うところの、葉っぱの部分ですね。シーシャのフレーバーはたばこの葉っぱを使用していますが、一度水で洗ってからシロップ漬けしていることが特徴です。

水で洗うため、ニコチンやタールが軽減されているのも、シーシャのフレーバーならではのポイントではないでしょうか。

ちなみに洗ったフレーバーは香料に漬けられますが、この味が非常に豊富です。たとえばリンゴやバナナ、レモンやブルーベリーなどのフルーツ系フレーバーが代表的ですが、他にもバニラやチョコ、シナモンやジンジャーエールなどなど、数えきれないほどの種類があります。

シーシャはたばこに分類されるため、楽しめるのは20歳以上のみです。お店では身分確認証の提示が必要であるため、来店時は必ず用意しておきましょう。

もともとはたばこの味?

フルーツからスイーツ、スパイスまで幅広い味を楽しめるシーシャですが、もともとはたばこの味しかありませんでした。現在のように煙を水にくぐらせて吸うという構造自体は同じですが、たばこの葉っぱに直接炭を乗せて吸うのが、シーシャの原型です。

たばこの味で吸うシーシャはザグルールやザグロールと呼ばれるもので、シーシャのように深く吸って煙を吐き出すのではなく、ふかすようにぱっぱっぱと吸うのが正しい吸い方です。

日本ではザグルールを提供しているお店はほとんどありませんが、シーシャがどのようにして現在の形になったのかは知っておいて損はないかもしれませんね。シーシャ歴史についてさらに深く知りたい方は、下記ページをご覧くださいませ。

シーシャっていつからあるの?発祥の歴史や発展について解説

シーシャの醍醐味であるミックス

多彩なフレーバーがあるシーシャですが、さらに奥深い楽しみといえばフレーバーのミックスです。たとえばレモンのフレーバーを吸うときに、もう少し清涼感がほしいならミントをミックスすることで、さらに爽やかな味わいになります。

いちごがすき、でもフルーツよりもお菓子っぽいほうがいい!なんて方は、いちご×バニラといった組み合わせでもミックスが可能です。

各フレーバーを単品で楽しむだけではなく、好みに合わせてミックスすることで、理想とする味を探求できます。ミックス次第でさまざまな味を楽しめるからこそ、シーシャは毎日吸っていても飽きないといえるでしょう。

日替わり定食のように無限大の味を楽しめるからこそ、新たな味を求めてお店に足しげく通うという人も少なくありません。

お店でのオーダーのコツ

美味しいシーシャを吸うには、専門店で試すのがおすすめです。しかし、「お店でどのように注文していいのかわからない」、「シーシャをよく吸うけど、いつも同じ味ばかりで飽きた」という人もいるでしょう。

お店でシーシャをオーダーする際には、覚えておきたいコツがいくつかあります。

  • すきなフルーツを選ぶ
  • ベースとなるフレーバーを伝える
  • きらいな味や苦手なフレーバーを伝える
  • 甘いさっぱりなどの味のニュアンスを伝える

これから初めてシーシャを吸うという方におすすめなのは、フルーツ系のフレーバーを選ぶことです。理由としてはフルーツなら味がわかりやすく、「シーシャだとこんな味なんだ!」という体験に結び付きやすいからです。

フルーツなら食べたり、ジュースで飲んだりする機会が多いため、どのような味なのか正確に理解している人は多いでしょう。味をはっきりとイメージしやすいからこそ、シーシャで吸ってもわかりやすく、初体験としてはフルーツは最適です。

もし何回もシーシャを吸って慣れている人なら、ベースにしたいフレーバーを選んでオーダーしてもよいでしょう。ベースを決め、さらに苦手なものや味のニュアンスを伝えるのもおすすめです。

たとえば、「りんごベースでさっぱり。ミントは苦手なのでミントなしで」のように伝えると、自分のイメージに合うシーシャを作ってもらいやすくなります。

新しいフレーバーを探求したいなら、完全にお任せでオーダーしても構いません。このとき普段どんなものを好んで吸うか、苦手なものがなにかを伝えておくことで、より好みに合う味で新しい味を探求できるでしょう。

実はノンニコチンのフレーバーも

シーシャのフレーバーの中には、たばこの葉っぱを使用せず、ノンニコチンで楽しめるものもあります。メーカーによって使用する原材料はさまざまですが、たとえば生の果実をシロップ漬けしたものや、サトウキビを使ったものなどもあります。

「シーシャは吸ってみたいけど、ニコチンが気になる……」という方は、お店にノンニコチンのフレーバーがないかを聞いてみるとよいでしょう。

近年はノンニコチンのフレーバーも豊富になっており、フルーツだけではなくスイーツやスパイスの味もノンニコチンで楽しめます。ただし、通常のシーシャフレーバーよりは種類が少なくなるため、この点は注意が必要です。

シーシャはニコチンありとニコチンなしのフレーバーをミックスして作ることも可能ですので、選択肢を広げたいなら、少しだけニコチンありのフレーバーを使い、ノンニコチンメインでミックスしてほしいとオーダーしてもよいでしょう。

シーシャの本体とは

シーシャを吸うのに使用される機材が、パイプと呼ばれるものです。シーシャパイプにはたくさんの種類がありますが、ボトルと呼ばれる部分に水を入れ、煙を水に通して吸う点はどれも共通しています。

シーシャ本体の上部分がステムと呼ばれ、下部がボトルです。ステムの上にフレーバーを詰めたボウルが取り付けられており、そこから煙を発生させてボトルの水を通り、口から入って煙を吐き出すという一連が、シーシャの基本の仕組みとなっています。

たばこでたとえるなら、ボトルに入っている水がフィルターの役割を果たしています。たばこだと口元にあるフィルターで煙をろ過して吸いやすくしていますが、シーシャだとそのフィルター部分が水になっていると考えましょう。

ちょっと変わったシーシャの楽しみ方

シーシャのボトルに入れる水は、普通の水道水で構いません。もしご自宅でシーシャを吸う場合は、蛇口から出る水を入れて楽しむことができます。

しかし、シーシャの楽しみ方はそれだけではありません。ボトルに入っている水を別の液体に変えることでも、さまざまな味の変化を楽しめます。

たとえば、水の代わりにフルーツジュースを入れると、シーシャの味にプラスしてジュースの味も楽しむことができます。水やジュースだけではなく、お酒を入れて楽しむことも可能です。

お酒の風味をプラスすることで、シーシャの味にさらなる変化をつけられます。ただし、度数の高いお酒は入れ過ぎるとお酒の味が強くなりすぎてしまい、吸うときにむせやすくなってしまいます。そのため、ボトルの全量をお酒にするのではなく、水で薄めて入れるのが一般的です。

また、お酒が苦手な人だと、アルコールボトルのシーシャは酔ってしまうこともあります。日本ではお酒と一緒にシーシャを楽しむ文化がありますが、そもそもシーシャとお酒はそれほど相性がよいものではないため、お酒を入れる分量やシーシャを吸うときの体調には十分に注意しなければなりません。

シーシャを吸うための熱源とは

たばこと同様に、シーシャを吸うためにも葉っぱを燃やす熱源が必要です。たばこの場合はライターやマッチなどで火をつけますが、シーシャは炭を使ってフレーバーを熱することも大きな特徴ではないでしょうか。

シーシャに使用される炭で一般的なのは、ココナッツを整形したものです。お店によってはオガ炭を使用していたり、着火剤付きの炭を使用していることもあります。

炭を扱うからこその注意点

シーシャは炭を熱源として吸うため、吸い過ぎによる酸欠に注意しなければなりません。簡単なイメージで言えば、普段呼吸して酸素を取り入れているところが、すべて煙に代わってしまうので、連続で吸い続けると酸素不足になりやすいと考えましょう。

シーシャをたくさん吸ってから急に立ち上がると、酸欠状態で気分が悪くなったり、場合によってはその場に倒れこんでしまうこともあるため、注意しなければなりません。

寝不足や空腹時にシーシャを吸うと、しんどくなりやすいです。シーシャを楽しく吸うには、体調のよいときに限定することが大切です。

また、お酒を飲みながらシーシャを吸う場合は、酔いが回りやすいため、この点にも注意しましょう。お酒を飲むと呼吸が浅くなり、この状態でシーシャを吸うと呼吸のサイクルを壊してしまうことになり、酸欠になりやすいです。

お酒を飲みながらはもちろん、飲んだ後のシーシャも気分が悪くなりやすいので、慣れないうちはお酒が入っていない状態で、シーシャだけ楽しむことがおすすめです。

また、本体にぶつかったり、勝手に触ったりすると、炭が落下して大変危険です。シーシャ本体には絶対に触らないこと、移動させて欲しい場合は、店員さんにお願いすることが、シーシャ屋さんでの大切なマナーです。

シーシャとは香りを楽しむ喫煙具

中東発祥のシーシャは、アロマスモークと呼ばれることもある、香り高い嗜好品です。たばこ臭さとは無縁であり、フルーツやスイーツ、ときにはスパイスのフレーバーを楽しめます。

たばこの臭いが苦手という人でも楽しみやすく、「たばこは吸わないけどシーシャは吸う」という人が多いことも頷けます。

シーシャとはなにかをざっくり知っておくことで、もっと興味が湧いたのではないでしょうか?シーシャに興味を持ったなら、ぜひお近くのお店で体験してみてください。

心斎橋・南船場にお越しなら、当店、Shisha Cafe & Bar LAGOS心斎橋・南船場店がお近くです。当店ではシーシャが初めての方にも楽しんでいただけるように、美味しく吸いやすいシーシャをご提供します。

シーシャに合うカクテルやノンアルコールカクテルのモクテルもご提案させていただきますので、当店でのシーシャデビューをお待ちしております。当店のメニューについては、下記リンクをご参考くださいませ。

当店のシーシャ・ドリンクメニュー|詳細は店舗にて

なお、シーシャについての豆知識は、店主のTwitterで発信しておりますので、ご興味のある方はそちらもチェックしてみてください。

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