家シーシャを始めるにあたって、最初の難関となるパイプの購入。お店でシーシャを吸っている人なら、大型のパイプを目にすることも多いのではないでしょうか。
せっかくシーシャを吸うなら、お店と同様に大型のパイプでと思う人もいるでしょうが、実際に自宅に導入するとなると、置き場所に困ることも少なくありません。
初めて家シーシャをするなら、まずは卓上サイズの小型パイプを購入することがおすすめです。小型パイプにはどのような特徴があるのか、メリットやデメリットも含めて知っていきましょう。
小型パイプによくある疑問
シーシャをよく吸う人なら、小さいパイプよりも、大きいパイプのほうがよいと思うことも多いでしょう。ただ、パイプの大きさによって変わることはなにかを、実は誤解している人も少なくありません。
たとえば、小型のパイプは大型のパイプに比べて煙が出づらく、味も薄くなるイメージを持つ人もいるではないでしょうか。結論からいえば、パイプの大きさと煙の量や味の濃さはそれほど大きく関係しません。
小さいパイプであろうが、しっかりと作りこんだシーシャなら爆煙を出せますし、濃厚な味で楽しむことができます。反対に大きなパイプを使っても、作り手の技術次第では煙が少なく、味も薄くなってしまいます。
もちろん、煙の量には若干の違いがあるものの、それは誤差程度のものでサイズによって大きく変わるものではありません。大前提として、パイプの大きさは煙の量や味に、それほど影響しないことは覚えておきましょう。
卓上サイズの小型パイプのメリット
家シーシャで卓上サイズの小型パイプを使うことには、次のメリットがあります。
- 置き場所に困らない
- 持ち運びに便利
- メンテンスが簡単
上記3つが、卓上サイズの小型パイプを選んだ場合の、主なメリットです。
置き場所に困らない
小型パイプはコンパクトで邪魔にならず、置き場所に困らないのが大きなメリットです。キッチンの隅や机の下など、隙間に収納することができ、部屋に置いても邪魔になりません。
大型のパイプだと基本的には床置きになるため、設置場所を確保しなければならず、場合によっては邪魔になってしまうこともあるでしょう。どこにでも収納しやすく、吸うときも机の上など、場所を選ばずに設置できるのは、小型パイプならではの魅力です。
持ち運びに便利
小型パイプは軽量なものも多く、持ち運びに便利なのも魅力の1つです。自宅内での持ち運びはもちろん、たとえばキャンプやバーベキューなど、野外アクティビティにシーシャを持っていきたい場合でも、簡単に持ち運ぶことができます。
シーシャのパイプは分解でき、上部のステムと下部のボトルにわければ、リュックなどでも持ち運びができます。大型のパイプだと、外出先への持ち運びには車が必須となるため、手軽に屋外に持ち出せるのも卓上サイズならではのメリットです。
メンテンスが簡単
シーシャは吸い終わったあとに、使用したボウルやパイプの洗浄が必要です。小型パイプなら一人暮らしの自宅でも、簡単に洗浄がしやすく、メンテナンスが楽なのもメリットといえます。
小型パイプならシンクで簡単に洗うことができ、清潔な状態を保ちやすいです。大型パイプの場合だと、自宅サイズによってはシンクに収まりきらず、風呂場で洗わなければならないこともあります。
一人暮らし用の小さめのシンクでも、小型パイプなら簡単に洗うことができ、メンテナンスの手間を削減できるのは、嬉しいポイントでしょう。
卓上サイズの小型パイプのデメリット
卓上サイズの小型パイプには、メリットだけではなくデメリットもあります。
- ホースに水が上がりやすい
- 吸いが重い場合がある
- 水がぬるくなりやすい
デメリットも正しく把握して、小型パイプならではの特徴を理解していきましょう。
ホースに水が上がりやすい
小型パイプは吸い口とボトルの水との距離が近いものが多く、吸い込むとホースに水が上がりやすいというデメリットがあります。特に吸いが強い人だと、ホースに水が上がってしまい、吸う際にゴボゴボと違和感を覚えてしまうこともあります。
卓上サイズの小型パイプは吸いが軽いものが多いため、好みの吸い心地に合わせるには、水を増やさなければなりません。しかし、水を増やしすぎるとホースに逆流してしまい、快適な吸い心地をキープできない可能性があることは、デメリットとして覚えておきましょう。
吸いが重い場合がある
基本的には、大型パイプよりも小型パイプのほうが吸いは軽くなりますが、一部吸いの重い小型パイプもあります。卓上サイズの小型パイプの中でも、ステムに通っているストロー部分が細いものは、入ってくる空気の量が少なく、吸いが重くなりやすいです。
ストローが細く吸いが重い場合は、いつもより強く吸わなければ、普段の煙の量を出すことはできません。そのため、意識的に強く吸う必要があり、吸い疲れに繋がる可能性があることは、デメリットとして覚えておきましょう。
ストローの細いパイプは、超小型で数千円程度の安価なものに多いため、吸い感の良さを担保したいなら、1万円前後の予算で購入を検討するとよいでしょう。
水がぬるくなりやすい
炭と水の距離が近い小型パイプは、吸い続けていると水がぬるくなりやすいことも、デメリットの1つとしてあげられます。シーシャは吸うごとに炭の熱を下に降ろしていくため、大型のパイプでも長時間吸っていると、ステム上部は熱を持ちやすくなります。
小型パイプの場合は、ボトルに熱が伝わっていくため、水の温度にも影響が出やすいといえるでしょう。水がぬるくなると、吸い込む煙もぬるくなってしまい、味がぼやけてしまうことがあります。
もちろん、ゆっくり時間を空けて吸うなら、過剰に熱が降りてこないため、小型パイプでも水の温度を変えずに吸い続けることは可能です。一度吸い始めると、息をするように連続して吸ってしまうという人は、水がぬるくなりやすいため注意しましょう。
水の温度をキープしたいなら、バケツなどに氷や冷やした水を入れ、そこにパイプを入れて吸うという方法もあります。
最初の家シーシャは卓上サイズの小型パイプがおすすめ
自宅でシーシャを吸うなら、最初は卓上サイズの小型パイプの購入がおすすめです。家シーシャは手間がかかり、美味しく作るのも難しいため、挫折してしまう人は少なくありません。
そのため、最初から大きなパイプを購入すると、いざやらなくなった場合に邪魔になってしまいます。小型パイプなら置き場所に困りませんし、キャンプなどで持ち出しやすいため、汎用性は高いです。
小型パイプにはデメリットがあるものの、それ以上にメリットも多く、作り手の技術次第で美味しいシーシャを楽しむことができます。
当店、Shisha Cafe & Bar LAGOS心斎橋・南船場店は、カウンターベースで営業しているため、基本的には卓上サイズの小型パイプでシーシャを提供しております。
パイプの購入に迷っている際には、ご相談もお受けいたしますので、ぜひ当店をご利用くださいませ。
なお、シーシャについての豆知識は、店主のTwitterで発信しております。
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